現在塾長は大阪です。久しぶりのアップです。「塾長の十戒」ともいうべきお言葉です。


       「聞くは一時の恥。聞かずは一生の恥。」


ベテランとビギナーの違いは経験値である。最初から焙煎や抽出が上手い人なんていないのだ。たしかにセンスのある人はいるだろうが、練習を積み重ねた人のほうが経験値は高い。いろんな経験をすることで、自分の引き出しを増やす。それが珈琲焙煎、抽出にも必要だと思う。

基本を的確に学び、データを取ることも必要であると思う。しかし、珈琲豆は農作物
であり、毎回栽培条件が同じであるとは限らない、そんな時、壁にぶち当たったら、
恥ずかしがらず、自分より経験のある人に尋ねたら良いと思う。
「すいません、これについて教えてもらえませんか?」
と丁寧に聞けば、誰だって嫌な顔はしないだろう。

        「聞くは一時の恥。聞かずは一生の恥」

聞かずして迷い続け、間違った方向に行ってしまうより、聞いて正解に導いてもらった方が良い。私は現在でも初めての生豆では、「どれくらいのいローストがいいのですか?」と聞くものだ。そんな簡単なことでも焙煎には大切だと思っている。

「聞くは一時の恥。聞かずは一生の恥。」そのことを皆さんにも忘れないで欲しいと
思っている。 

                     コーノ式珈琲塾 塾長 河野雅信